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【理系の先輩に聞いてみた!】品川リフラクトリーズで働くってどんな感じ?~技術研究所・古川さん~

2025.06.17
#耐火物
#品川リフラクトリーズ
#理系の就活

【理系の先輩に聞いてみた!】品川リフラクトリーズで働くってどんな感じ?~技術研究所・古川さん~

研究との両立や企業ニーズへのマッチングなど、文系学生の就職活動にはない難しさを抱える理系の就活。品川リフラクトリーズに入社した先輩たちはどのような考えで就職活動を進めて、耐火物業界で働くことを決めたのか、具体的な体験談を聞いてみました。

古川 睦さん
品川リフラクトリーズ技術研究所第三研究部第一研究室所属
2024年理工学部物質応用化学科卒業

【Q1】学生時代はどんな研究をしていましたか?

空気中の二酸化炭素を取り込んで、無機材料として活用する研究をしていました。具体的には水酸化カルシウムから炭酸カルシウムを作るというもので、化学変化させることで安全性や安定性を高めることができます。

【Q2】研究は就職活動に活かされましたか?

研究を経て無機材料系の企業に興味を持つようになりましたし、研究室の教授のネットワークで耐火物業界に繋がるきっかけも得られましたので、そういう点で活かされました。

【Q3】理系学生として就職活動で苦労したことはありますか?

私は勤務地に関してこだわりがなかったのですが、関東や首都圏で就職希望の人はマッチする企業が少なくて大変そうでした。
(※研究所は実験用に広大な敷地が必要なうえ、周辺環境に配慮する必要性があるため郊外に置かれることが多い)

【Q4】耐火物業界に興味を持ったきっかけは何ですか?

研究室でセメント工場の見学へ行った際に、目の前で見たロータリーキルン(セメント製造に使用する回転式の窯)の熱さに感動して、どのような構造の機械なのだろうと気になったのがきっかけです。

【Q5】耐火物に興味を持ち、耐火物業界に絞って就職活動をされたそうですが、候補の企業は何社くらいありましたか?

4社です。ニッチな業界なので、調べたらすぐ企業名が分かったのはよかったです(笑)

【Q6】現在のお仕事について教えてください。

鉄鋼の連続鋳造プロセスで使用するノズルのチームにいます。ノズルは溶かした金属を鋳型に流し込むために使うパーツで、溶鋼の温度を保ちながら空気に触れないように流す必要があり、鋳造の過程でとても重要な役割を果たします。そのノズルのテスト品の使用後解析やトラブル品の解析、新商品開発がメインの仕事です。

【Q7】耐火物に関わる仕事の面白さはどのようなところですか?

普段の生活では目にすることのない耐火物ですが、社会インフラや製造業を支えるのに欠かせない重要な産業です。私が担当した耐火物が車のボディを製造するのに使われていると聞いたりすると、耐火物を通して世の中の色々な産業に関わっているのだなと感じられてやりがいがあります。

【Q8】チーム内で女性は何人いますか?社内での女性の働きやすさについてどう思いますか?

研究室のメンバー10人のうち女性は私1人です。研究所全体でも女性は1割くらいなので数は少ないですが、特に働きづらいとか不利であると思ったことはないです。例えばノズルは1つで30kgくらいあり、使用後解析のために運んで台に乗せるだけでも一苦労なのですが、そういう時にさり気なく男性の先輩が運んでくれたりします。社員がお互いサポートし合いながら働くという雰囲気が根付いているので、性別問わず働きやすいと思います。

【Q9】これから就職活動を始める理系の後輩にメッセージをお願いします。

社会人になるということや、理系女子であれば男性が多い職場に入ることへの不安はあると思います。その不安を取り除くためにも就活を通じて色々な業界を見て回り、色々な人に話を聞いてみるのがおすすめです。学生だからこそできる良い機会なので、ぞんぶんに活かして不安や疑問をなくしてから入社に向かってください。